キョウキョウ NOVEL's

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閑話02 テンセイ氏の同人誌評価

テンセイ氏の作品レビュー

 【1冊目】

 ある日突然とある掲示板に作品の1ページがアップされて知られることになった、ネット上を騒がせた伝説の同人誌と聞けば、知っている人も多いだろう。それが、テンセイ氏が初制作したという作品である。

 このテンセイという作者はある日なんの前触れもなく突然現れて、世に出てくる以前までの活躍にいいて一切の詳細が不明だ。今でもなお、プロフィールは明かされず謎の部分が多い作者である。

 同人誌の即売会やイベントにも一切姿を表さず、ネット販売を専門に活動している関係もあって人物情報を知れる機会も無い。なので、作者本人から情報公開されるまで詳細を知る事は出来ないだろう。一説によれば、テンセイ氏が人嫌いという噂や、商業誌からのスカウトを嫌って連絡を絶っているという理由があるそうだ。

 最初の作品から既に、大手の雑誌で掲載されていても問題ないと言えるくらいな絵の巧さ。もしかしたら、かつて連載を持ったこともあるプロの漫画家である可能性も高いだろうと言われているが真偽は不明。

 この作品の内容は、男女の非常にシンプルな恋愛ストーリー。しかし、主人公の住む世界は少し変わっていて―――。内容を知りたい方は、ぜひその目で確認してみて下さい。

 非常に繊細に書き込まれた今までにない独特の絵。特に男性の部分の書き込みについては、リアルでホンモノに近いと言われています。

 世界観も非常にユニークで、あり得ないと思いつつも女性の夢を叶えてくれるというようなストーリーなので、読んていて楽しいです。

 そんなに人を選ぶような感じの内容ではないので、テンセイ氏の作品入門編としては是非とも推したい1冊になっています。

 少し前までは作品を手に入れるのが非常に困難とされていましたが、今では手軽に再販版や電子版で手に入れることが出来るようになりました。

(どうやら噂によれば、この再販版や電子版についてはオリジナル版から修正されている箇所があるらしく、内容が少し違っているという話があるようです。この噂に関して情報を持っている方、オリジナル版を所持している方が居られたら、是非とも情報を求む。)


【2冊目】

 一作目の純愛作品から一転して、調教モノというジャンルが変わった内容になっています。

 様々な道具を使用して、男性と女性の奴隷をそれぞれ一人ずつを陵辱&調教していくという内容になっています。女性についてはともかく、男性の描き込みが素晴らしく細かいです。

 非常に繊細なタッチで描かれた男の子が乱れ狂う姿は、非常に実用性のある優れた作品になっています。ただ、男の子が傷つくような姿を見るのが苦手というような方には、残念ながら素直にオススメできない内容になっていますのでご注意を。


【3冊目】
 
 今作品では、数多くのキャラクターが登場します。その一部を紹介すると、人魚や妖精、鬼やゾンビなど他にも色々なファンタジー的なキャラクターが登場します。人外男子という素晴らしいアイデアをごった煮した感じがヤバ過ぎる作品です。

 一作目から二作目、そして二作目から三作目と大きく変化していく作品内容からは作者の趣味や嗜好の広さが伺えます。そして、そのどれもが特徴的で非常に独特でありながら、幅広い人気を得ています。

 作者の今後の活躍も、非常に期待できる作品となっています。


【4冊目】
 
 擬人化という新しいジャンルを同人界に生み出したとされる作品です。

 昔から今までにも擬人化という文化は有ったけれども、この作品が同人界に大きな影響を及ぼしました。

 その後、この作品によって多くの同人作家に影響を受けて一時期には擬人化というジャンルの同人誌が量産されるようになりました。

 テンセイ氏の作品がキッカケになって、同人界に新たな流行が生まれたと言えます。

 そんな流行を生み出すことができるぐらいのアイデアを発想できて、同人界でも非常に重要な注目を浴びている作家になったと言っても過言ではないでしょう。


【番外作】

 実は、テンセイ氏は全年齢対象向けのオリジナル同人作品を制作した事もあります。それが、4冊目と5冊目の間にひっそりと出された作品でした。

 テンセイ氏の作品としては珍しく、残念ながら世間での評価は低くてあまり話題にもならなかった残念作として知られています。

 その理由として、作品内で描かれたストーリーというのが壮大だが惹きつけられるような魅力が少なく、全てを表現し切るのにはページ数が足りなかったり構成が拙かったりと、読んでみると色々と残念な部分が多く見受けられるからでした。

 そもそもが、テンセイ氏の描く作品に求められているのはエロティックであり、ターゲットには刺さらなかった、という理由もあるでしょう。

 成人向けでは絶大な評価を得ている一方で、全年齢向けの作品はイマイチという結果となってしまったので、結局あまり話題にもならず人々の記憶には残らなかったようです。

 テンセイ氏の作品は全て目を通して把握しておきたい、というようなファン以外にはあまりオススメできない一冊です。


【5冊目】

 再び、テンセイ氏という作者の趣味嗜好の幅広さを確認することになった作品です。

 恋人の男を他の女に奪われる、という今まであまり無かった文化。一体どこから発想してきたアイデアなのか不思議でしょうがありません。

 だがしかし、これは受け入れられる読者と受け入れられない読者とで意見は分かれるでしょう。ネット上でも賛否両論となっている作品です。ただし、童貞厨な読者とは非常に相性が悪いと思われるので読もうとする場合には注意が必要。

 奪われる女、奪い取る女、それともヒーローの男、どのキャラクターに感情移入するのか、愛しているのか愛されているのか、男らしい複雑な感情を想像するのか、女性として奪われ傷ついた心、奪い取った優越感、どんなふうに作品を楽しむべきなのか未だに何が正解なのか議論されています。

 個人的には快楽に堕ちていく男の変化、そして堕ちた瞬間の表情を楽しむというのが一番だと思っています。

【6冊目】

 もう何度目になるのか、作者が再び新しいジャンルを生み出しました。息子姦という作品。息子と母親という関係でありながら性交渉するという、アブノーマルでありながら女として一度は夢見るようなシチュエーションを描いた内容になっています。

 日常のシーンから非常にリアリティが有って、まるで実体験を描いたような内容は必見です。

【7冊目】

 一作目にあった純愛モノという原点回帰のような作品。しかし、内容は洗礼されています。

 可憐な少年と恋愛&エロスストーリーがとても魅力的な内容となっています。結末についてもハッピーエンドなので、心配なく読める作品です。

【8冊目】

 どうやら今作品が最後の同人誌発行として作者は考えているようです。残念なことに、作品のあとがきに書かれていました。

 本作は、今までテンセイ氏が描かれてきた7作品を総まとめするような作品。同人誌にしてはお値段が割高だけれども、全200ページという値段に見合った大ボリュームになっています。

 この三年間で、テンセイ氏の同人界に与えた影響は計り知れません。作者の存在があった事によって同人界は盛り上がりを見せて、かつての状況からは一変してしまいました。

 女性の性的な趣味趣向は多様化して作品のジャンルも広がり、より多くの性的欲求を満たすために読者も貪欲になってきています。

 そんな読者の欲求を満たしてくれようと、作家の技術や手法も様々な革新が起こって進歩してきました。これは、テンセイ氏の存在が非常に大きかったと思われます。

 これから先、同人界がどう変わっていくのか、第二、第三のテンセイ氏のような革命児が現れるのか、個人的に私は非常に楽しみにしています。

 

 ちなみにテンセイ氏は、近い内に商業誌で連載を持つという情報を得ています。今後の活動もぜひ追いかけて、テンセイ氏の活躍をウォッチし続けていく予定です。

 

 

 「同人賢人録」独女評価のテンセイ氏に関するページ、より引用。

 

 

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