第10話 スキル習得

 夕食後、話を終えた俺とマリー。マリーは自室に戻っていったために、俺も借りている部屋へと戻り、自分について考えることにした。

 まずはスキル。この世界へ来た初日に一度だけスキルを取得したが、その後、腰を据えてじっくりとスキルを選ぶ時間が無かった。今日の仕事によって、スキルポイントも百ポイント程ゲットしたので、取得できるスキルも選び放題だろう。
 習得するには、ステータスボードと同じように、情報ウィンドウが目の前に表示されるので、その情報ウィンドウからスキルを選択して、修得するという流れになっている。
 まずは、戦闘スキルを取得しよう。攻撃系スキルのリストを上から眺める。しかし、冒険初心者Lv.16で習得できるスキルは、まだまだ少ない。職業のレベルが上がるごとに、習得できるスキルが増えていくようなシステムのようなので、Lv.16だと、まだまだ開放されていない隠されたスキルがあるようだ。とりあえず、今の時点で一番多くポイントを消費して覚える必殺技を一つ修得する。
 火炎斬り:炎の力を宿した剣で、相手を切る。
(“火炎斬り”を習得しました)
 スキルポイントを10消費して、攻撃技のスキルを習得した。異世界初日に習得した、“全力斬り”と同じように、スキル発動方法が頭に浮かぶ。全力切りが、スキルポイント5で習得できたのに対して、今回の技はスキルポイント10消費して習得したスキルになる。全力切りが中々使いやすいスキルだったので、この火炎斬りも期待できそうなスキルだろう。

それから、通常攻撃又は必殺スキルに追加ダメージを加える、プラスダメージというスキルを幾つか取得する。
(プラスダメージ5を習得しました)
(プラスダメージ10を習得しました)
(プラスダメージ20を習得しました)
 それぞれスキルポイント5、スキルポイント10、スキルポイント13。計28ポイント消費して、スキルを習得。これで、通常攻撃と必殺スキルに追加で35ダメージが入るようになる。35ダメージが、どれ位の効果か分からないが、スキルポイントの消費する数値から、効果は期待できそうだ。

 ざっと眺めた感じ、戦闘用スキルとして必要そうな技を習得し終えた。次に、生産系スキルだ。給仕はLv.100の限界値まで達しているので、給仕のスキルが全開放されている。料理人もLv.27まで開放されている。さて、どのスキルを習得しようか。それぞれのリストを上から眺めていく。

「お、このスキル使えそう」
 給仕の職業のスキルリストの最後の方に、興味深いスキルを発見。
気配察知:一定確率で発動し、自分に向ける気配を察知できる。
以心伝心:言葉や文字を使わないで、対象物とのコミュニケーションを図ることが出来る。
 戦闘にも活用できそうなスキルを発見。消費スキルポイントが多いが、利用できる場面が多くありそうなので、習得してみる。
(気配察知を習得しました)
(以心伝心を習得しました)
それぞれ、スキルポイントを25と35を消費。計60消費したので、残りが11ポイント。残りのポイントも使い切るように、スキルを取得した。

配膳:手際よく、配ることが出来る。
下ごしらえ:料理の下ごしらえが、上手になる
手料理:料理効率が良くなる。

——————
ユウ
Lv.27
STR:69
CON:78
POW:75
DEX:112
APP:181

職業:料理人
EXP:2580
SKILL:0

スキル:全力切りLv.10
火炎斬りLv.1
プラスダメージ5
プラスダメージ10
プラスダメージ20

気配察知
以心伝心

配膳 Lv.1
下ごしらえLv.1
手料理Lv.1
——————
 9個のスキルを新たに取得した。魔法系や、回復系のスキルも欲しいが、今の職業じゃ取得可能なリストに載っていなかったので習得できない。魔法使いの職業を何処かでゲット可能ならば、しなければならないと、今後の活動の目標の一つとして頭に刻み込む。

 さて、スキルについてはこれで終わりとして、次に考えなければいけないのは、どうやって元の世界に帰るのかだ。
 昨夜、異世界に巻き込まれたと俺は考えたが、じゃあ、どうやったら元の世界に帰れるだろうかと更に考える。カギになっているのは、勇者ハヤセ・ナオトではないかと感じる。彼の事について調査するために、街に図書館のような情報や資料が残っている場所があるか、調べることが必要だと感じた。

 

スポンサーリンク

 

back index next